林檎の花の通る道

この林檎の木の下で、「好きだよ」って言えたらいい。

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里帰理論―サトガエリロン―

2007 - 02/27 [Tue] - 19:25

泣いてからでも 遅くないの?
今からでも
流れる涙を
止めてもいいの?


現代社会とはかけ離れた
マンモスを追うような時代の道徳
火を生み出して
刃を創り出した

信号変わる交差点で光った
先の尖った刃が貫通した
血を流すから
燃やして隠した

もう止められない叫びと共に


こころの奥と人に見られる部分
重なる気配もないから
自殺したかのように
僕のこころは山に帰った

表の僕は また
刃を振るいだす
誰にも気づいてもらえない
儚い自殺

もう戻ってはこない こころの里帰り

僕は今 真ん中が開いたガラスになった



今からでは 遅いんだよね
戻るものは 一つもないね

追いかけても
醜い濁った血が
流れるだけとなってしまった











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Venus

2007 - 02/19 [Mon] - 23:45


時計が生まれて
3つの針が全て重なったとき
彼女は生まれた

直交して絡み合う歯車は
鼓動の音と共に
ひとかけらのいびつもなく
彼女の心を巡った

水が流れた後に
息を始めて
針がずれた後に
声を出した

「私は生きているの?」



心を理解できない彼女は
口元を歪めた
心音の不具合を無視して
口元を歪めた

「心ナドナイ。心ハ嘘ダ。」




女神と呼ばれて
悪魔と罵られて
人間の不条理を理解した

彼女の嘘は塗り潰されて
彼女は人々にお礼をした

自らを破壊して
止まった歯車の制御
息をしないで
形を失った全ての他人

世界と空が赤く染まって

彼女の濡れた顔を
支えていた体がなくなって


嘘を言えなくなった彼女は
口元を歪めた

「私ニ心ナドナイ。」




私は人間になりたかった












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slight peace

2007 - 02/18 [Sun] - 19:53


右手に握った彫刻刀で
左の手首に印をつける

僕が今まで生きていたと
知らしめるために

流した赤血球たちを
娘のように可愛がる

僕が唯一この世に残せた
とても大事なものだから


意識が飛ばぬ内に
名前をつけよう
できるだけ暖かいのがいい

指先に伝わった血を
優しく絞り出す
逃げられないように 檻の中に


鈍る感情
鳴る秒針
僕の弱さにつけこんで
耳を塞ぐ

心の闇と
人の憎しみ
絡み合って僕の中を廻る
殺意と共に


よく見てみると
流れていたものは赤血球ではない

青紫の粘る固形
大きく口を開けて僕を睨んでいる


ああ そうか
これが僕の汚い部分
僕が嫌っていた自分

よかった これで
僕はこの世界で心を保てる
汚い言葉とサヨナラできる


君の大きな牙が
僕の皮膚に食い込んだ

僕は生まれて初めて
笑った








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夢を売る詐欺師

2007 - 02/17 [Sat] - 20:35

やっとできました。
新作の「オハナシ」です。
今回は、『ひょっとすると15禁』です。


・・・・・・あ、これいいな。
『ひょっとすると15禁』。なかなかイイ言葉だと思いません?
みなさん、じゃんじゃん使ってはやらせましょう。




それでは、本題の小説ですが。
別にエロくはないです。
ちょっとホラーサスペンス的なだけです。
↓↓下のかぎカッコの中を反転して読んでみて、

学校の帰り道、僕が下を向いて歩いていると、一本の指が落ちていた。さっちゃんの、親指だった。

『あぁ、これは別に怖くない。』
と思う方のみ、読んでくださいね。。



それでは♪


  【夢を売る詐欺師】

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ココロムスビ

2007 - 02/11 [Sun] - 21:34


目を閉じる前に考えた
小さなアイデア
この革命が終わるまで生きられるといい

想像の世界で
君を見つけて手を繋いだ
大空の雲の上で
月に触れながら誓った
「貴方ノココロ ト 私ノコロロ モウ 離レマセン」


指きりの後の優しいキス
くっついて すぐ離れた
涙ながらにもう一回と駄々こねて
最期になってしまった
キスをした

「貴方ノココロハ何処デスカ」

約束を破って下った罰は
貴方を持っていかれること

街を照らす月は
赦してくれず
汚い私のココロを消した

「嗚呼 ココロニ意味ナドアルノカ」


気づいた頃には
死んでいて
なくしたものは
右手の中に


逝く途中に一度だけ
月を見下ろして呟いた


「大好キ」













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無夢少年

2007 - 02/08 [Thu] - 18:16

生ぬるい水の中で 酸素を取り込む
沈んでいた空気が もう一度入れ代わる

二次元の夢の国から 一気に引き戻される
鉛色の僕の笑顔が 世界を潰した


色を変えて
すべてを偽るフリなどするから
白も黒も
見えない世界になったよ

僕は 今
一人になったよ


夢を見て すぐ飽きて
次にいって またやめた

繰り返して 涙流すことに
どんな理由をつける?

逃げ出した 見つかった
隠れた場所は なくなった

容れられた 冷たい檻の中
そこから何が見える?


動けない体で
無理して掴み盗った君は
白も黒も
見えている命だったよ


足りない酸素を 勢いつけて吸い込む
間接のすき間を 流れるように埋めるよ

二次元の国で僕は やたら笑っていて
君の目の色も ちゃんと見ているよ

君の命を 知っているよ










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人間不信回路

2007 - 02/03 [Sat] - 18:27


心の内で活動を始めたよ
小さな革命

変わったことといえば
汚れた僕の小指の色
繰り返されてまた振り出しへ

浮かぶのは月だけ
動くのは短針だけ
世界は静かな夜に突入したのに

僕が醜い涙で
濡らしてしまったの?

心の中に住む人間不信回路が
僕の欠如を貫いたよ

「アナタモ自殺志願者デスカ」



夢で見た世界へ舞い戻るよ
惨劇を喜劇へ

情けないものに 触れる痛みを
か細い君の手を 離す自画像を
消し去りたい

光る街へと誘う列車は
トンネルを抜けて
迷い込んでしまった僕は
トンネルで行き止まる

なのにどうして
君が泣いているの?

うたぐり深い人間不信回路が
狂喜して僕に叫ぶよ

「ワタシハアナタノ自殺傍観者ナル」



命は重いのに
君はこんなにも軽いのか

無駄だと知りつつ
僕はここまで延命したのか

悲しくなって
涙も出ない


ありふれた心から
流れた血が
足場をゆっくり崩して終わりを告げた


だから せめて
「おまえも僕らと一緒に死ぬんだ」









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プロフィール

林檎

Author:林檎
つまらないと感じた日常。
成す術がないし、
改善する気もない。

だけど、
「つまらない」と君が言うなら
僕は、死ぬ気になって
君に「素敵だ」と言わせたいと思う。

それが、たぶん
「幸せ」なんだと思う。

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