林檎の花の通る道

この林檎の木の下で、「好きだよ」って言えたらいい。

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「余味姫」

2007 - 09/27 [Thu] - 23:56

款冬の葉に置く露 それは私の形
果敢無いのは 遅る側に生まれてしまったこと

遅れ先立つこの世の習いに
感じる痛みの形は無常
何故 私に感情が存在するの?


西の彼方にたどり着く者 道を知らない私は行けず
何処からか聞こえる岩清水に 身を休める

ことわりの別れに思いを馳せ
別れの理不尽さに泣く


まだ得ていないのは 呼び名
得たところで誰が呼ぶ?

理解していても なお
惜しんでしまうのだろうか?



伝統を誇る 闇に埋もれて
探る気配はやはり空虚で

その衆生の終焉まで あと僅か
ようやく付いた名と共に 消え逝く露



たどり着いた先で 貴方に出逢えることを
心から願うばかりです













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意味のない話。

2007 - 09/06 [Thu] - 00:02


24階の高層マンション
高い。100mくらいはあるのか?
・・・・・・にしては景色が悪い。つまらない。
右も。左も。壁。

高い建物=東京タワー

なんて、大昔の話か。
(そーいえば、東京タワーの正式名って日本電波塔・・・だったっけ?)

・・・・・・大昔っていつだよ?

高層マンションの屋上にしては、風がぬるい。
気分が悪い。
だけどそんなことは、あまりにどーでもいい。



















『キミ、自殺志願者?』

「あ?・・・・・・なんだ、桃子かよ」

『学校サボって、こんなとこで何してんの?』

「下、見てた」

『あ、本当に死ぬつもり?ださっ。負け犬道まっしぐらじゃん』

「うっせ」







なんでこんな微妙な空気に、俺はこんなしょうもない女と二人きりなんだ?

『誰がしょーもないんだよ。』

「勝手に心読むな。」





勘で他人の心を読む。しかも外さない。なんて迷惑。





『なんで自殺?私に振られたショックで?
 別に死ぬのはかまわないけど。私のせいにしないでね。』

「そんな理由で死ぬかよ。ってか別に死ぬつもりないし。
 お前にフラれたこと気にも留めてないし」

『そーゆー強がり、止めた方がいいよ。見てて恥ずかしい。』

「俺は恥ずかしくないし」




俺がコイツにフラれようと、俺がここで死のうと。
世界は何も変わらない。
そんなことが起きていた事すら気づかないで、今日は明日になる。

急ぎ足のサラリーマン。
何のために、そんな必死になってんの?
そんな頑張ったって、政治家のおじさんたちの裏金・年金が増えるだけじゃん。

くだらねぇ。




「桃子。お前、なんで生きてんの?」

『いずれ死ぬときのために』

「意味わかんないよ。それ」

『逃げてるキミには一生わからないよ』



他人から見れば、そう見えてるのかね。
これでも必死に前向いてるつもりだったんだがね。

まぁ、この腐った世の中で頑張る意味なんかないんだけど。








『そーゆー諦め方した時点で、キミの人生終わってるよ』

「じゃあここで俺が死ねば満足かい?
 
 ・・・・・・だいたいお前は何のために努力してんの?
 社会は腐ってて。
 右向いても左向いてもストレスしか溜まんないこんな世界で。
 毎日勉強して、いい大学目指して。
 それでいい会社入って、どうするって言うの?
 お金貯めて欲しいもの手に入れる?それで?
 何を得ようが、いずれ死ぬんだから意味無いじゃん。」

『で?何が言いたいの?』


「だから・・・・・・!
 いつも作り笑いで生きて、死ぬのわかっててこの廃れた世界で努力してどーすんんだっつってんの!」

『別に、どうもしないよ。』






俺は今、何してんの?
桃子とけんか?
けんかならまだマシか。ただの八つ当たりね。はは、情けなっ。







『こんな廃れた世界だからこそ。
 自分の思ったことを思った通りに、満足いくまでやって。
 それで自分が十分いい思いして、少し自分に余裕ができたら。
 今度は好きな人も巻き込んで。幸せになればいいじゃん。

 死ぬんだったら無意味?違うでしょ。

 死ぬときのことなんて死ぬとき考えればいいの。
 私たちには時間が無いんだからさ。
 今のことだけで手一杯なんだからさ。
 サクサクいこうよ。今を笑って過ごせればそれで十分じゃん。』




「・・・・・・その通りです。」






なんで俺は思ってもいないこと言ったんだ?
その通りって・・・・・・そんなこと考えてたんじゃないし。
俺はただ・・・・・・。



まぁいいか。

どうせ桃子はまた心読んでるんだろうし。







「わかったよ。お前の言いたいことは。
 で、俺にどーしろっていうんだ」



『はは、嘘つくな。何もわかってないクセに』

「しょうもないことだけ、心読んでるのな」

『本当に伝えたいことがあるなら、それはちゃんと自分の口で言いなさい』

「何それ?自分に言い聞かせてるみたいじゃん。笑える」



『うっさい』















やっとの思いで形勢逆転。

やっと思いは届いたみたい。

もう夕方になっちゃったよ。










『はぁ、さっさと帰るよ』

今の俺なら、他人の心も読める。









アンダーグラウンド

2007 - 09/02 [Sun] - 21:52

枯れた森の中で暮らす
今にも死を悟る

爪の中に入り込んだ土
裸足は傷だらけで
血の色まで黒く映る

この暗い森の中で
目的など得られるのかい
得られるはずもないだろう

ここにいるよ
言わないのだから 聞かれることも無い

道に迷ったの?
夢じゃない 本当に辛いんだもん



灰の汚れで皮膚が染まる
時計の無い部屋で 時を探す

嫌われた森の中で
感情など芽生えるのかい
当たり前だろう 寂しいんだ

ここにいるよ
一人で帰るって・・・どこに帰るの?

君を思うよ
君なんて本当は存在しないんだろう



ここは深い森の中
ここは暗い死後の国・・・?



ここで死ぬよ
夢も灯かりも忘れたけど

目的も感情も
今は少しだけ あるのかもね


ウソで包まれた
君の夢を見たんだ









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プロフィール

林檎

Author:林檎
つまらないと感じた日常。
成す術がないし、
改善する気もない。

だけど、
「つまらない」と君が言うなら
僕は、死ぬ気になって
君に「素敵だ」と言わせたいと思う。

それが、たぶん
「幸せ」なんだと思う。

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