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林檎の花の通る道

この林檎の木の下で、「好きだよ」って言えたらいい。

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赤い海の知るところ

2007 - 01/06 [Sat] - 17:29

あなたは赤い海を知っていますか

あなたは赤い海を感じていますか




そこは妖しさに溢れていて

見たものすべてを

吸い込んでしまいそう



そこは哀しさを忘れていて

訪れたものすべてを

紅く染めかえる



いつになっても
朝はやってこない


地球の隅の隅の
寂しいところなの





あなたは赤い海をもう見ましたか

あなたは夢を見るのが好きですか





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七味唐辛子

2006 - 12/26 [Tue] - 21:07

この満天の星空の下で
お祈りします

「雨を降らせてください」

大好きな娘の傘に入りたくて
たったそれだけ

大きな夢だと
失敗するのが怖いから



この満丸のお月様の下で
お祈りします

「爆発寸前の心を止めてください」

何処の乙女かと怒鳴りたいくらいに
心臓が暴れる

オチを知ってしまうほど
悲しいことはないはず



一片の光も無いこの暗闇で
お願いします

「早いとここの恋を散らしてください」

もう涙はでません





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紅の余韻

2006 - 11/21 [Tue] - 20:37




蒼い光はまだ眠っている
あくびすらも出てこない

誰かの心は抜け落ちて
蒼鉛の夜を彷徨った



下垂る涙は人知れず
陰惨な欲望だけが騒ぎ立てる

忌月に震える韻士は
ちっぽけな一椀を抱えては
その腕にまた一つ
傷をつけた




気随を装っても
垣間見せる苦味は偽りきれず
迫りくる狭間を恐れて

死に水に手を伸ばした




助かった人と亡くなった人の境は
誰かの愛か

哀れに感じて心を湿らせたのは
優しさのカケラか



魔払いを手に突き刺して
流れる雫は鮮血のはずなのに

瞳に映ったのは聖彗


月明かりではなく
雪明りで魅せられたシグナルは

街の隅で哀憐に浸った





届かぬと言いながらも
呟くことを辞めなかった思いが

風にのって紫闥に届くと

抜け落ちたものは
彩を取り戻し


青い光は
目を覚ました









「おはよう」







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落ち手紙

2006 - 11/20 [Mon] - 23:05





静けさを何気なく壊したのは 雫の滴る音
鈴を転がしたような声が 遠くで僕を呼んだ

小さい窓越しで レモネードを啜る僕は
懐かしい恋文を拾い上げ センチメンタルに溺れて

あくびで涙を隠した



徐にポケットに手を入れて 感じた冷たさは飴玉
僕の右手は待ち焦がれるように 携帯を握り締める

月明かりだけで真っ暗な机の 前に座る僕が
見えない本のページをめくり 口笛を鳴らすと

蘭曲のようだった



ひたひたと 音を立て続ける雨を
憎みながらも 恋しく感じる

自分の矛盾に腹を立てて


昨日までの 無様な自分を
思い返しては ガッカリするから

全てを忘れて風車に祈った



届くわけのない思いが 
空を仰いだように見えて

少し たじろいだ




今日の祈りが昨日よりよかったとか
今日の天気が昨日よりひどかったとか

そんな運命的なものではなくて



まるでこの星の自伝のような
揺るぎない
確かな自信を持った不思議な光が

僕の胸の奥に留まる頃には




僕のレモネードはとっくになくなって
窓には朱い濁りが映りだした




携帯の振動は結局ないままで


僕の恋文は

湿り気を帯びていた








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晴天

2006 - 11/03 [Fri] - 19:40

何だよ 今日の空は

随分とまた

綺麗に晴れたもんだ


せっかく今日は

この空を絵に遺そうなんて

カッコつけたこと

思ってたのに

絵の具じゃ表しきれないや


しょうがないな

じゃあ今日の空は

君と僕だけのスケッチブックに



さりげなく遺しておくってことで





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されど、その月は

2006 - 11/02 [Thu] - 19:17

今。
お月見をしている。

今夜は
別に満月でもないし
星がよく見えるでもない。

なのに何で。
友達に聞かれた。

闇の世界と月光の境界は
滲み霞んでいるのに。

建物に囲まれたその場所じゃ
あの広い空は狭く感じるのに。

なのに何で。
お月様に問われた。

こんだけ広い空のドど真ん中で
これほどにも目立っているお前には

わからないかもしれないね。

でも情けないことに
俺には

狭く見えるこの場所じゃないと
欠けた小さなお月様じゃないと

掴める気がしなくて。
届く気がしなくて。


だから
今日みたいな空が好きなんだよ。俺は。





なぁ
君には
わかるかなぁ。




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プロフィール

林檎

Author:林檎
つまらないと感じた日常。
成す術がないし、
改善する気もない。

だけど、
「つまらない」と君が言うなら
僕は、死ぬ気になって
君に「素敵だ」と言わせたいと思う。

それが、たぶん
「幸せ」なんだと思う。

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